風父(ふうとっと)ライフ  生活雑記録

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Anker PowerPort が欲しい。ヒマだからジャンクパーツだけで充電器を自作。iPhone(アイフォン)も充電できるかな?

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昨今、スマホだのタブレットだのが手元に増えてきて充電器だらけになってきた。

 

諸事情でスマホ2台持ち(TORQUE G03とiPhone5S)なので複数の端末を同時に1台で充電できる充電器があると便利だなあと常々思っていました。

 

「Anker PowerPort 4」が欲しいなー。Amazonでポチろうかなー。

 

と思っていた矢先、作業場のジャンクパーツを整理してたら出てきた古いPCのUSBポート。

▼これです。

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▼後ろ側

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デスクトップPCの筐体の上部に付いていたUSB4ポートの部分です。

イメージ的にはこんな感じの部分に付いてたやつです。

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なにかに使えるかと捨てずにとっておいた物です。

 

よしこれで4ポート充電器を作ろう!

 

って事で手元のガラクタだけで「Anker PowerPort4」もどき?を作ってみました。

 

急速充電? 保護装置? 無視無視・・・。

 

超手抜きの適当なインチキ装置です。

危ないのでマネしないで下さい。

 

安い4ポートUSBハブでいいんじゃね?って話もありますが安物ハブだとiPhoneの充電が出来ないんですよね。

 

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まずは、考える。

 

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さて、なるべく手間もお金もかけたくありません。

単純に考えれば4か所のUSBポートのVCCとGND端子にDC5Vを供給すればOKです。

 

【USBポートのピンアサイン】

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とりあえずマザーに接続していたケーブルを切って電源コードを作ります。

4ポートは2個づつ1グループになっているので、電源線を1本にまとめてしまいます。

黒線がGND 赤線がVCC(+5V)

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このまま5V電源に接続すればアンドロイドなら充電出来てしまいます。

簡単ですね。

 

アイフォンの充電は特殊

問題はiPhone(アイフォン)です。

上の状態(回路)ではiPhoneは充電できません。

 

iPhoneの充電器を自作している先人様のサイトを徘徊して勉強です。

 

その結果を総括するとiPhoneの充電をスタートさせるにはUSBのDATA(+)とDATA(-)の端子に2.0Vと2.7Vの電圧を加える必要があるとの事。

 

(中にはDATA(+)とDATA(-)を短絡すると充電が可能と説明されているページもありましたがこの方法では私のiPhone5Sは充電スタートしませんでした。)

 

2.0Vと2.7Vをどうやって作るか・・。

DCDCコンバーター?

3端子レギュレーター?

いやいや、難しい事は考えたくありません。

ていうかわかりません。

 

ガラクタのパーツを探します。

出てきたのは、ジャンク基盤から剥しておいた半固定抵抗(ボリューム)2個。

▼こんなのです。

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出てきたパーツには「502」「503」の記載がありました。

5kΩと50kΩって事かな?

ま、何Ωでもいいです。分圧するだけですから・・。

すごく適当な考えです。

 

これで2.0Vと2.7Vを作ります。

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基盤上のイヤホンとマイク端子を撤去します。

周囲のチップ抵抗やコンデンサも撤去。

半田ごてで焼きまくってポロポロ剥がします。

 

その空いたスペースに半固定抵抗をハンダ付けしました。

偶然、イヤホンジャックの取り付け穴と半固定抵抗の脚のピッチが合いました。

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裏側で半固定抵抗の両端とUSBのVCC5VとGND端子を接続。

不要なパターンはカッターで切り必要な部分のみ残します。

イヤホン、マイクジャックの基盤側端子を流用出来るようにします。

5V電源に接続し各々の半固定抵抗(ボリューム)を2.0Vと2.7Vが取り出せるように調整します。

2.0Vの端子をUSBのDATA(+)へ2.7Vの端子をDATA(-)端子につなぎます。

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回路的にはこれで完成です。

こんな適当な回路でiPhoneが充電できるのでしょうか?

 

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充電テスト 

さっそくテストしてみました。

ケーブルをスマホに挿す瞬間、ちょっとドキドキしました。

スマホが壊れたらどうしよう・・と。

 

<iPhone5S>

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 充電スタートしました!

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アンドロイドもテストしてみます。

<TRUQUE G03>

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こちらも充電できます。 

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 2台同時充電も可能です。

ちょっとうまく行き過ぎて心配です・・。

 

電源ユニットをどうするか。

ここまでのテストは電源にPCのATX電源を利用していましたが、コンパクトにまとめる為には小型の電源が必要です。理想はDC5V10A程度の出力のあるACアダプターですが、さすがにガラクタの中にはそんな素晴らしいものは有りません。

とりあえず暫定的に昔使っていたスマホの充電器(DC5V2400mmA)を繋いでみました。(これもマイクロUSBの根元が切れて使えなくなったアダプターです。捨てずにとっておきました。貧乏性です。)

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こんなアダプターでも2台同時充電が可能でした。

 

※まだ長時間テストしていません。

充電速度が極端に遅いかもしれません。

iPhoneが空の状態でも充電開始するかもわかりません。

満充電後どうなるかもわかりません。

 

とりあえず4ポート充電器の基本部分が出来上がりました。

 

これを何かスリムなケースに収めてみたいと思います。

電源アダプターも、もう少し大容量なものが見つかったら交換したいと思ってます。

うまく動作しなかったらサッサとあきらめて、Amazonでしっかりした物を買う予定です。

▼これが評判いいですよね。

▶▶Anker PowerPort 4 (40W 4ポート USB急速充電器)  

 

今回はここまでです。

安全性無視の適当なお遊びなのでマネしないで下さい。

当方では責任を負うことは出来ません。

 

<後日談>

普通に2台とも満充電出来ました。

満充電後、放置しても不具合ありません。

寝る前に充電開始して朝までそのまま放置っていう普通の使い方が出来ます。

※スマホ2台でのテストです。まだ4台は試してません。

特に充電時間も遅い感じはありません。

 

動作検証

色々調べたら、Data(+)とData(-)の両方に2.7Vかけると急速充電が可能らしい。ただしiPhone5はmax1Aしか流れないとの事。

▼参照サイト

the360.life - 知ってた? iPhoneを「お急ぎ充電」する方法

 

実際にData端子両方共2.7Vに変更して充電電流を測定してみました。

測定器具はAmazonで激安で売ってるUSBテスターです。

▼OUYOU USB電流電圧テスター

 ▼充電中の写真

バッテリー残量41%時で1.12Aと表示されています。

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このまま充電を続けてみたところ、バッテリーが満充電に近くなるほど電流値が減少していき100%で0Aとなりました。

▼満充電時

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ガラクタにしては上出来です。

 

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