家電>修理>扇風機>EYK-302R
実家の土蔵を整理してたら古い壁掛け扇風機が出てきた。
これって10年以上、いや20年くらい前の扇風機じゃね?
でも見た目はまぁまぁ綺麗だし、「こりゃぁ使えそうだ!」って事で持って帰ってきました。
動いたら夏に向けて作業場に付けましょ。
って事で品物はこれ⇩
㈱吉井電気:EYK-302R
どうやら2002年製の商品のようですね。
今は2023年・・・。結構古いっす!
動くのかなぁ?
現状確認
とりあえずコンセントにつないでみる。
本体のスイッチを「ON」!
アレ?動かん。もう一回「ON」!
やっぱり動かん。
ダメや、壊れてるやん。と思いつつスイッチを連射!
あっ!動いた!接触不良かな?
次は風量は変わるかな?
風量スイッチを押してみる。
・・・・・・・・
変わらん・・。
連射してみる。
何十回に1回ぐらいは反応する。
うーん・・・。
他のタイマースイッチとかを押してみる。
すんなり反応する。
電源スイッチと風量スイッチがダメで他のスイッチは正常でした。
肝心なスイッチが死んでます・・。
長期保管による接点腐食で接触不良になっているのかな?
連射を繰り返せば治るかもと期待して数百回連射してみたけど無駄でした・・。
そうだ、リモコンがあるじゃん!
と思いましたがリモコンは電池の液漏れ跡がひどく分解掃除してみたけど治りませんでした。
あきらめて本体を分解してみます。
古い扇風機は構造が簡単なのですぐにバラせます。
分解する
▼裏の固定ビスを外す。
▼サクッと基盤も外します。
見た目は綺麗な状態です。
スイッチは一般的なタクトスイッチです。
ダメ元で接点復活材を大量にかけて放置、連打を繰り返してみましたが全然変化なし。
やっぱタクトスイッチは内部が密封されてるんですかね?
よし、手持ちのジャンクパーツと交換しようと思いガラクタ箱をあさります。
事件です。こんなに出てきたのにどれも合いません。
足の数が合いません。
扇風機のは4本足、手持ちのパーツは全部2本足・・。
Amazonで買おうと思い検索するとあるわあるわ激安で。
100個セットで500円位からあります。
でもポチるの止めました。
ジャンク品(ゴミ)にお金をかけたく無いし、100個セットとかって・・そんなに沢山いらんし。
それに部品が届くまでの時間が嫌です。
なのでもっとセコい方法に変更です。
賢明な貴方は新品のスイッチを買って下さいね。
100個でも安いから・・・。
スイッチを〇✖△する
手元に交換用の部品はありません。
なので作業場では絶対使わないであろう正常な「タイマーとおやすみスイッチ」を不具合のある「電源と風量スイッチ」と交換移植です。
さっそく基盤からスイッチを外します。
ここで活躍するのが ハンダ吸取器
私はこれを愛用しています。
<エンジニア ハンダ吸取器 SS-02>
先端の耐熱シリコンチューブが基盤にほどよく密着し効率よくハンダを吸ってくれます。交換用のチューブも格安で単品売りしているのもありがたいです。
アルミボディーのしっかりした商品でおススメですよこれ。
不良品と正常品を間違わないように入れ替えて再度ハンダ付けすれば「インチキ修理」は、ほぼ終わりです。
動作確認
裏カバーも元に戻し動作チェックです。
電源も風量切り替えも気持ちよく反応するようになりました。
使ったのはハンダと労力だけでジャンク品がよみがえりました。
他人様の物ならこんなインチキは出来ませんが自分用なので良しとしましょう。