家電>セラミックヒーター
机の下に設置できる超小型の暖房器具が欲しくなった。
石油ファンヒーターじゃ大きすぎるので電気ストーブの類から探してみました。
お値段は安けりゃ安い方がいい。
おのずと中華製の無名ブランド品になる。
すぐに壊れるかもしれないし、暖かくないかもしれない・・。
今回はチャレンジです。
なるべく小型の電気暖房器具を探す
amazonを検索して見つけた商品がこれです。
JIANYIJIA 2秒速暖セラミックヒーター ファンヒーター オフィス 寝室 机の下用 小型足元ヒーター コンパクト 転倒&過熱保護 安全 節電 ブラック Heat-001 500W
prime価格で 2,890円
同じ商品で900W/500W切り替え式もありました。
prime価格で 2,990円
100円の差で400Wパワーアップです。
普通なら900/500W切り替え式を選択するのでしょうが、今回はあえて500Wタイプをチョイスしました。
【理由】
机の下で使うので、電源はPCやプリンターの電源を接続している延長タップ(テーブルタップ)から取ることになります。
ヒーターを900Wで常用するとタップの許容を超える恐れがあります。
別のコンセントに接続したいところですが、今回は机の設置場所が特殊でコンセントが1か所しかないので無理な状況。
ってことでmax500Wの方を選択です。
送料込みでこのお値段
prime会員は絶対に加入すべきですね。
色々とお得です。年会費なんてスグにペイ出来ますよ。
ちょっと余談
<テーブルタップの許容電流って?>
市販のテーブルタップには許容電流が記載されています。
たとえばこの商品
エレコム 電源タップ 6個口 1m ブラウン T-BR04-2610BR
★ 定格 :125V・15A・1500W と記載されています。
電圧の上限が125V(ボルト)、電流の上限が15A(アンペア)又は器具の消費電力が1500W(ワット)まで、それを超える電流や電圧では使用してはならないということなのです。
一般的な器具の消費電力は<こちら>を参照してみて下さい。
☑許容電流を超えて使用するとどうなるか?
一般家庭のコンセント回路がつながっているブレーカーは20Aです。
ですので15Aを超えてもブレーカーは落ちません。
仮に18A程度で連続使用するとどうなるか?
テーブルタップが燃えます。
いきなりは燃え上がりませんが徐々に徐々に焦げはじめで最後は発火します。
<実話>
昨年までは机の下にパネルヒーターを置いていました。
max1200Wの高級品?でした。無段階の温度調節も付いていて重宝していました。
で、年末に机の下の掃除の為に数ある電気配線を整理しようとしたら、熱で変形した見るも無残なテーブルタップを見つけてしまいました。ヤバっ燃える寸前じゃん。ここ数年、机周辺に漂う変な臭い(半田ごて使ってないのになんか焦げ臭い?生臭い?ビニール臭い?)の原因はこれだったのか。と驚きました。マジ留守中に燃えなくてよかったです。
っていう事がありました。
なので、今回は物理的に上限の低い500Wタイプの選択です。
商品が届いた
amazonでポチったら早速届きました。
相変わらずの過剰梱包のamazonさん。
大きな段ボールの中に小さな箱・・・。
made in chinaのシールが・・。
箱を開けると取説と商品が入っています。
てか、本体が想像以上に小さい!
スマホ(TORQUE:G03)と並べてみました。
幅はスマホとほぼ一緒。
脚の裏には転倒検知スイッチが付いています。
本体が倒れると電源が切れます。
背面はこんな感じ。
PCのケースFANみたいなのが見えます。
大きさ(実測)
とてもコンパクトです。
・・・こんな小さくて暖かいのかな?
取説はこんな感じ。日本語表記です。
回路図まであります。
900Wタイプと共通の説明書で、ヒーター回路が2系統ありスイッチで切換える事になっています。
もしこの商品(500W)もヒーターが共通ならスイッチを追加すれば900Wタイプに化けるかも・・・・いやいや改造はダメです。やっちゃいけません。
夏になったら分解してみようと思います。
使ってみた。
結論を先に書きます。
こんな小さなヒーターですが「とても暖かい」です!
暖房設備の無い倉庫の一角みたいなところに机を設置しているのですが、じゅうぶん暖かいです。意外でした。
床に直置きするとヒザ下しか温まらないので、小さな箱の上においてヒザの高さ位にヒーターを置くと温風が足にもお腹にも当たって丁度いい感じです。
普通のオフィスなら全然問題ないと思われます。
電源ONして数秒で温風が出始めます。
温度調節機能はありません。電源のON/OFFのみです。
電気ストーブと比較して温風ヒーターは温風が「ヒザ→おなか→胸」と上がってくるのでとても暖かく感じます。イイ感じですね。
<動作音は?>
全然気にならないレベルです。
FANがPC用と同じ形状ですから、例えるとデスクトップPCの電源ユニットのFANの音と同じ感じです。寝室だと気になるかもしれませんが事務仕事の場所なら周りの雑音でまったく気になりません。
<900Wは必要か?>
いらないと思います。(個人的にはですが・・)
というか、本体寿命とか考えると900Wは早期に故障しそうな気がします。
最初に書いたタコ足配線の観点からも900W常用は無理がありそうですし。
壁のコンセントに直接 接続できる方は900Wを買ってもいいでしょう。
<危険性は?>
転倒スイッチ付ですから、倒れれば電源が切れます。
1時間連続運転しても本体の側面や上面、背面の樹脂ケースの部分は冷たいままです。
正面の金属のアミ部分は熱いです。火傷する温度です。
小さなお子さんのいる環境では危険ですね。
<実験>
温風の温度を測定してみました。
↑このタイプの温度計で測定
通電ONで1時間30分連続運転中
室温16℃(倉庫なので寒い)
吹き出し口直近(網の前)で95度!
ヤバイくらい高温です。でも吹き出し部直近の温度ですので本体から数センチ離れると周囲の冷気で一気に温度が下がります。椅子に座った状態でヒザの前25cmくらいに置いてますがズボンが焦げるような温度にはなりません。
ヒザ前温度で55℃~60℃程度でした。
ヒーターを机の一番奥の方に設置すると物足りなく感じるくらいです。
電気ストーブだとこんな真近に置くとズボンが焦げますね。
片手に乗るくらい小型のヒーターでこの結果は充分満足できますね。
しかも3000円以下のお得な値段ですし。
まとめ
ダメ元で試してみた中華製・超小型セラミックヒーター【Heat-001】は想像以上に使える商品でした。
〇 小さいから足元の狭いスペースに設置できる。
〇 速暖は本当。数秒で全開運転。
〇 回路がシンプルだから故障しづらい(多分)
〇 十分な温風が出る。
〇 結構、静か。
〇 お値段が格安。
X 耐久性に疑問・・。
X 本体が軽いので電源コードの重さと固さに負けて倒れやすい。
X 温度調節機能がない。(いらないけどね)
コンパクトな足元ヒーターをお探しの方にはおすすめです。