家電>BDレコーダー>DIGA>HDD交換
今回は知人から依頼のあった調子の悪いブルーレイレコーダーのHDD交換のお話です。
ドナーはPanasonic DMR-BZT750 HDD2TB 2013年製です。
本記事ご覧の方はきっとDIGAのHDD換装を考えていらっしゃるのでしょう。
少しでも参考になればいいですね。どうぞ最後までご覧下さいませ。
故障の状況
電源入れても起動にメッチャ時間がかかり、起動後もBDドライブのアクセスランプが点滅したままイジェクトすらしません。
本体底面にある手動イジェクト穴でトレーを開いても閉じる動作も受け付けません。
HDD内の録画リストも出ず、録画可能時間がゼロと表示されている状態です。
電源オフもかなり時間がかかっています。
HDDからは「カコン カコン」と異音も発生しています。
HDD故障のようですね。
ひょっとして貴方のDIGAも同じような症状ですか? ならば重症です・・・。
HDD交換準備
純正のHDDはSeagateの2TB
交換するHDDはWesternDigitalの2TB(PCのデータ移動用に使ってた中古)です。
※知人の依頼なので、とりあえずこれで換装進めます。
賢明な貴方はAV規格の新品HDDを準備して下さいね。
本来ならば、純正HDDのクローンを作成して換装と思いましたが、純正HDDの状態が悪くクローン作成が出来ませんでした。
作成に使った機器は長年愛用している「CENTURY これdo台 PRO」です。
今回はコピースタート後すぐにセクター不良のコピーで停止してしまいます。
※HDDを独立電源で動かしてもすぐに止まってしまいます。
こりゃダメだなって事で、別の方法に変更です。
HDDクローンマシンは、商品によっては大容量の3.5インチHDD2台を駆動させるだけの電力を供給できない物もあるので購入時には注意が必要ですよ。
別の方法とは(偶然の産物?)
DMR-BZT750は、外付けUSB-HDD対応モデルです。
・とりあえず、HDDは純正に戻して本体を起動させます。
・交換用のHDDを外付けHDDケースに入れてUSBでBZT750に接続します。
・BZT750のメニュー画面より外付けHDDを録画用HDDとして登録します。
・再び純正HDDを外して交換用HDDに換装します。
・本体をリモコンの「スタートボタン」を押して起動させます。
注)「電源ボタン」じゃなくて「スタートボタン」ね。
・メニュー画面より内蔵HDDのフォーマットを実施する。
以上です。
※NTFSフォーマットのHDDをいきなり取り付けると「HDD異常 販売店で修理・・・」の表示が画面に出て、操作不能でメニュー画面に進めませんね。
【換装後】
これで正常に使えるようになりました。
※最初からこの方法でやればよかった・・・と少し後悔。
録画可能時間も取説通りの時間を表示しています。
BDドライブの動作も正常に戻りました。
HDD録画再生テスト、ネットワーク接続テスト、BD/DVD再生テストなど一通りチェックしてみましたが特に異常はありませんでした。
この方法は、他のモデルでは通用しないと思われます。
加えて、母体のディーガが起動しないと使えない方法です。
今回は運が良かったのかもしれませんね。
ひょっとすると、この方法なら4TBとかでも換装可能なんでしょうかね?
手元に2TB以上のHDDが無かったので試せませんでした。
今回登場した機器
こういった機器があると色々修理して遊べる(?)ので面白いですよ。
ちょっと値段の高いHDDコピー機器も1回買えばPC以外のHDD搭載機器の修理にも使えるので無駄にはならないですね。(HDDレコーダーやHDDナビなどの換装等々・・)
おまけ
【HDD脱着時のビス位置】
赤丸のビス 5箇所を外せばHDDが外せます。
【無線カードの不思議】
無線LANカードはPC用とそっくりな物が付いてますが、なぜかアンテナがありません。
アンテナ端子はあるので、ここにPC用のアンテナを付ければ無線の受信能力がアップするのだろうか? 今度、機会があったら試してみます。
以上、おまけ情報でした。
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