家電>BDレコーダー>DIGA>HDD換装
今回も前回に続き、DIGAのHDD換装のお話です。
前回の記事は 不調なPanasonic DMR-BZT750 HDD交換 結構お手軽だったのかも・・
今回のドナーはDMR-BRT210 500GB 2011年製です。
今回は純正HDD 500GBを1TBへ換装です。
今更しょぼい換装ですね。いいんです遊びですから。
本記事ご覧の方はきっとDIGAのHDD換装を考えていらっしゃるのでしょう。
少しでも参考になればいいですね。どうぞ最後までご覧下さいませ。
DIGAのHDD換装の王道
WEB上にはDIGAのHDD換装情報が色々掲載されてますね。
成功している方のほとんどの手順は以下になります。
・AV仕様の交換用HDDを準備する。
・HDDクローンマシンにて純正HDDの内容をコピーする。
・バイナリーエディタ等でHDD内の一部の情報を書き換えて全容量を有効にする。
といった手順のようです。
では、HDDを準備します。
純正 HDD(500GB):HITACHI HCS5C1050CLA382
交換用HDD(1TB):TOSHIBA DT01ABA100V またもや中古・・・。
さて、次はHDDのクローン作製ですが、今回は王道じゃなく邪道な方法でチャレンジです。(ただの手抜きですが・・。)
HDDのクローン元は別モデルのHDDを使う。
今回はHDDのクローン元のHDDを純正で1TB搭載のDMR-BWT620用を使用します。
なぜ、わざわざ別モデルのHDD?
純正で1TBですのでコピー後のバイナリーエディタでの設定値変更が不要かもしれないという作戦です。
合わせて、手元に偶然、DMR-BWT620純正HDD(ちょい壊れ気味)が有ったからってのも理由です。
そんな違うモデルのデータをコピーして使えるのか?
実験です。多分行けるんじゃね?っていうノリです。
どのみちHDD認識したら一旦フォーマットするから「DIGAに使える1TBのHDD」っていう情報だけコピーできればOKだろう程度の浅い考えです。
ダメなら王道のHDD換装手順を踏めばいいんですよ。面倒ですけど・・・。
HDDクローンマシンは愛用の「これdo台 PRO」を使います。
これを使えば「ちょい壊れ気味のHDD」からのコピーも大丈夫です。(多分・・)
クローン元:DMR-BWT620の純正HDD(1TB)
HITACHI HCS5C1010DLE630
だいたい、3時間でコピーが終わりました。SKIP=88とか出たので、やはりBWT620純正HDDは「ちょい壊れ気味」だったようです。
コピーしたHDDに換装する。
では、HDDの換装です。特に難しい事はありません。
HDDマウンタの金具は基盤上のネジ4本を外すだけです。
あとは、フロントパネルを前方向に爪を起こしてズラせばマウンタごとHDDは外れます。
HDDを交換して、元に戻します。
ここからは、王道の手順通りです。うまく行くでしょうか?
手抜き?換装HDDをフォーマットする。
・電源オフの状態から、リモコンの「操作一覧又はスタート」ボタンを押して起動させます。この段階でHDDを認識していない場合はエラーが出ます。
(今回はまだエラーは出てません。)
・メニュー画面より初期設定>HDD管理>HDDのフォーマットへ進みます。
フォーマット前は「残量0」と表示されてます。
・フォーマットを実施します。
予定通りフォーマット後の容量表示が元の2倍の表示になりました♪
【純正500GBの時】
【1TB換装:フォーマット前】
【1TB換装:フォーマット後】
HDDの録画再生テストも問題無く出来ます。
無事バイナリーエディター使わずに500GB→1TB化出来ました。
今回の方法は、他のモデルでは通用しない方法かもしれません。
また、ベースになる大容量のHDDが無いと使えない技です。
今回はうまく動いたからOKとしましょう。
おまけの情報(実験)
手元には今回の作業で
・DMR-BRT210:純正HDD(500GB)
・DMR-BWT620:純正HDD (1TB)
・DMR-BWT620コピーのBRT210フォーマットのHDD (1TB)
3種類のHDDがあります。
この3種類のHDDを順番にBRT210に搭載して起動させてみました。
(これらは、各々1回BRT210上でフォーマットして正常認識させている状態です)
しかし、HDDを交換するたびに、毎回容量を0と認識してフォーマットしないと使えない事が確認出来ました。
つまりレコーダー本体に前回装着のHDD情報が残り、別のHDDへ交換すると「前回とHDDが違うよ。容量が不明だからフォーマットしてね。」となる様です。
多分・・ですけど。
じゃあって事で、ここで全く同じHDDを準備しました。
・DMR-BRT210:純正HDD (500GB)
・DMR-BRT210:純正クローンHDD (500GB)
型式はどちらも同じ HITACHI HCS5C1050CLA382
製造年が2010年と2011年の違いです。
これらを交互に装着して起動させてみました。
(両方とも一旦フォーマット済の状態です)
この場合は双方ともに問題無く装着しただけで全容量認識しています。
ここで、また実験です。
一方のHDDに数分の録画を行ないます。
その後、もう一方の「フォーマット済・未録画」のHDDへ交換するとやはり「容量0」と認識されます。まず、この状態でフォーマットせず一旦外して元の「録画済HDD」へ戻すと「正常認識して録画済み映像の再生もOK」でした。
再び、「未録画のHDD」へ交換します。
やはり「容量0」で認識されていますので「フォーマット」を実施します。
ここで再び、「録画済HDD」へ交換します。
今度は正常認識されずに「容量0」で認識されました。
つまり、レコーダー本体はHDD型式と残量を記憶していて、同形式同容量のクローンであっても前回動作時と残量が異なると別のHDDと判断して「残量が前回と違うから残量計算出来ないよ。だからフォーマットしなさい」となるみたいですね。多分ですけど。(当然残量が同じでも型式が異なると同様にフォーマットが必要です。)
なるほど・・ですね。(ちょっと、やってみたかっただけですけどね。)
今回は手間を省いて、違う手間をかけてしまいました・・・。まぁいいっかです。
ちょっとでも、みなさんの参考になれば幸いです。