風父(ふうとっと)ライフ  生活雑記録

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娘が叫ぶ!「だれか~!トイレのドアが開かないよ~!」ドアノブ、ラッチの修理 廃盤部品「SHOWA 256」の交換は簡単でした。【DIY】

 DIY>ドアノブ修理

先日、中学生の娘がトイレの中で叫んでいました。

「だれかー!助けてー!ドアが開かないよー!」と。

見てみると確かにドアノブが動きません。内カギも掛けてないみたいです。

トイレなので他の出口はありません。中で「ギャーギャー」騒いでます。

本人には悪いですが思わず笑っちゃいました。

 

我が家のトイレのドアノブはレバー式です。通常は下方向に下げるとラッチが引っ込んでドアが開きます(ごく普通の構造です)。 で、多くの室内建具に使われているドアノブは反対方向に回しても同様に開きます。なので上方向にレバーを上げたらすんなりとドアが開き無事娘はトイレから脱出できました。娘は「知らんわ!そんな事!」と怒ってました。おもしろいです。

 

我が家は築27年。色々と壊れてきますね・・。

で、今回はドアノブDIY修理です。

ぶっちゃけ誰でも簡単に出来ます。

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現状確認

まずは状態を確認してみます。

◆ドアのレバーが下に下がりません。よってラッチも引っ込みません。

◆レバーは上には軽く上がります。ラッチも連動して引っ込みます。

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ドアノブの取り外し

早速ドアノブをドアから外してみました。

取り外しは簡単です。ネジを外すだけです。

◆最初にノブを固定しているネジを両側とも外します。そうするとドアノブ全体が外れます。

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◆次にラッチを止めているネジを外すとラッチ全体が引き抜けます。

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【外した部品】

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故障個所の確認

外した状態ではレバーは上下に軽く回ります。

なぜノブは下方向にだけ回らないのでしょうか?

 

<ラッチの仕組み>

ラッチの先端はラッチの角穴を回す事で引っ込みます。

戻るのは内部のスプリングで戻る構造です。

レバーの軸は角型に加工してありラッチの穴に刺さっています。

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・ラッチの先は指で押すと軽く引っ込みます。

・しかし角穴にマイナスドライバーを差し込んで回すと片方向にしか回りません。

どうやらラッチの内部が壊れているようです。

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ラッチの分解

ラッチを分解してみました。

ラッチは基本、分解を考慮していない部品なのでこじって分解するしかありません。

分解してみると何やらコロリと折損した部品が落ちてきました。

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これが原因ですね。

軸を回すとカムが回転してラッチを引き込むのですが片側の突起が折れた為に引き込まなくなった様です。

そして折れた破片が引っかかって回転を邪魔していたようです。

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この部品は多分アルミダイキャストと思われます。

接着剤やハンダではくっつきません。私の技量では補修は無理っぽいです。

あきらめてラッチ全体を交換する事にしました。

 

代用品を探す

ドアノブ全体を交換するのは金額的に避けたいところです。

ラッチのみを探してみました。

ラッチには「SHOWA 256」と型式らしきものが打刻されています。

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さっそくAmazon・楽天で検索です。

・・・同じ商品がヒットしません。

WEB検索してみるとどうやら廃盤部品で後継品も無いようです。

マジか・・・。

 

同寸法の他メーカーの互換品を探すしか無いようです。

 

ラッチの主要寸法

ラッチにはいろんな種類があって互換性がイマイチよくわかりません。

<注意>

「SHOWA 256」の代用品を探している個人サイトを見てると、うちのラッチと寸法の違う方が何人も見受けられました。なので「256」は型式ではないのかもしれません。(代表型式かもしれません。)

 

あれこれネットを徘徊し押さえるべき寸法がだいたいわかりました。

うちのラッチ(SHOWA:256)の主要寸法はこれでした。

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この寸法を元に代用品を探します。

※取付面から角穴の中心までの寸法(50mm)のことをBS(バックセット)と呼ぶ様です。

さっそくネットで検索・・と思いましたがトイレのドアノブなので奥様がウルさくって時間がかかるのは避けたい事案です。

ダメもとで近所のホームセンターへ行ってみました。

 

「おっ、あるじゃん!」

商品はこれです。⇩

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裏面に詳細寸法が記載されています。

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壊れたラッチの寸法

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必要な寸法は全部同じです。

買うしかありません。お値段:約1500円

<商品詳細はこれ>

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あとでネット検索しましたがコレと同じ商品はヒットしませんでした。

 

でも、ピッタリな代用品は【Amazon】にありました。

 

↓これです。

⇨取りかえラッチ本体 レバー錠専用 DR-50

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急がない方はこれがお勧めですね。

こっちのほうが値段もだいぶ安いしAmazonなら1~2日で届くはずですから。

便利な時代になりましたねぇ。

 

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新しいラッチの取り付け

取り付けは簡単です。分解の逆の手順を踏むだけです。

<交換後>

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レバーもスムーズに動作しました。


無事完成しました。

 

まとめ

ドアのラッチ交換は素人でも簡単にできます。

工具もプラスドライバー1本だけ。

<注意点>

☑ドア端面からノブ軸中心までの距離(BS:バックセットと表記)が重要。

☑ラッチの取り付け金具の寸法も重要である。

☑角穴には7mmと8mmのものが存在する。

☑角穴の両サイドに穴があるタイプは注意が必要。

☑ラッチは大きく分類して3種類ある。

 詳しい参考資料は「コチラ」

 

部品さえ手元にあれば数分で行える修理です。

 

今回はドアラッチの【DIY】交換でした。

 

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