生活>調理器具>魔法のフライパン
今回のお題は、一時TV等でも話題になって、納品まで2年以上と言われた「魔法のフライパン 錦見鋳造株式会社製」です。
注文してみた。(4年前の事です)
私が注文したのは、2013年4月でした。その時の、自動返信メールには納期は約2年半と記載されてました。その時のメールがこれです。
注文したのは28cmのタイプでした。
納期 2年半・・・・普通じゃないですよね。(笑)
でも、待つしかありません。ていうか途中で忘れてました。
※この時は納期が2年半でしたが、現在(2017年)でもHPでは納期が1年3か月となってます。相変わらずの人気商品の様です。
発送連絡がきた!(以外に早かった)
注文した事すら忘れてた2014年9月に、メールで商品発送のお知らせが突然届きました。注文から1年5か月? やけに早くね?って印象です。うれしいけど。
普通のフライパン1個に12000円 思い切ったなーーと思います。
(メール見て気づいた、消費税5%時代だった。だから税込12600円でした。)
届いた。
すぐに宅配で届いたので、現物を観察してみた。
普通のフライパンです。なんの仕掛けもありません。ただの鉄製フライパンです。コーティングもありません。しいて言えば、肉厚が薄いので、思ってたより軽いです。箱の中には、メンテナンス方法を詳しく説明した取説みたいなのが入ってました。
毎日使ってみた。
最初に油通しだけ済ませて、使った印象は火入れしてからフライパンが熱くなるまでの時間が異常に早い。(ちなみに我が家はガステーブルです。素材が薄いからだと思いますが、逆に強火力で目を離すと炒め物の場合、黒焦げになります。)
調理時間の短縮には非常に効果あります。
焦げ付かないのか?
しっかり焦げ付きます。新品テフロンのようなツルリ感は全然ありません。
じゃあ、ダメダメフライパンかって?いえいえ、そんな事はありません。
我が家には、テフロンのフライパンもありますが、私の場合はメインに使うのは魔法のフライパンです。なんでかって?魔法のフライパンだからです。(理由になって無いですね。)
上手に使うには。
みなさんが特に気になるのは焦げ付きだと思うのですが、焦げ付きやすいです。これ。
でも、油引きと片づけの時の手順さえポイントを押さえれば焦げ付きも酷くありません。(ポイントと言っても、鉄フライパン共通の昔からの使い方です。)
●最初はまず空で加熱する。
●少し熱くなってから油を引く。よく馴染ませてから調理にはいる。
●使い終わったら熱いうちに水でザッと洗う。(すぐだと簡単に汚れ落ちます)
●水切り後は空焚きで水分を飛ばす。(私の場合20-30秒位、ガスにかけて乾かします。)
●油を薄く塗布して、片づける。
この手順で私の場合、炒め物やチャーハンも、特に焦げ付きに悩まされる事なく使っています。(ちゃんとパラパラチャーハンが出来ます。)※奥様が使うとバッチリ焦げ付いてますが・・・。)
何が魔法なのか?(私感です)
●材質が薄いがゆえ、火力の調節幅が広いのと、反応が早い。(食材への加熱のコントロール性がいい。)これ重要です。
●変なコーティングが無いので剥がれや経年劣化の悩みが少ない。(過去にいくつものコーティングフライパンを短期に買い替えてきました。)
●炒め物ばかりじゃなく、鍋替わりにも使える万能選手です。(すぐにお湯が沸くので、少量の煮込みやカレーなんかも、これひとつでやってます。)
●なんの仕掛けも無いのでタフです。だから雑に扱えて気に入ってます。
約3年経過した現物の写真。(ほぼ毎日使ってます。)
●いつも、しまう時に薄く油を塗布してます。
●裏面です。
●取手です。(鉄のままですが使用中熱くなりません。)
現在はこんな状態です。いたって普通ですね・・。
テフロン等のコーティングフライパンは2年も使うと、コーティング効果は無くなり、ただの鈍重なくっつきやすいフライパンに成り下がります。それを回避する為に大量の油を引いて誤魔化したりしてました。それに比べれば非常にこの「魔法のフライパン」は優秀です。(調理用具として、基本的な部分がしっかりしている。)
この先まだ数年は、この「魔法のフライパン」が我が家のメインフライパンで活躍してくれそうです。いいですよ、これ。