DIY>SPF>ディアウォール>代用品
今回のお話は、DIY材料のお話です。
DIYでリノベーション・・言い方が今風でちょっと・・・ですが。
お部屋の、プチリフォームや小物の制作に定番で使われるのが「SPF材」。
SPF材って、とっても便利ですよね。
手頃な金額でホームセンターで買えるから、ついつい妄想した作品の為に買ってしまいます。
SPF材といえば、一緒に使うのが「ディアウォール」
SPFの2x4材を柱としてお部屋に簡単に追加出来る非常に便利なアイテムです。
ただちょっと値段が高い。
▼【WAKAI ツーバイフォー材専用壁面突っ張りシステム ディアウォール】
上下1セットで販売されてます。
今商品の欠点は材料を立てる時、少し斜めにした状態から上部のスプリングを縮める感じで天井に押し当てながら立てなければならない。
この時の起こす方向も1方向に限定されます。
これが結構、力が必要なのと1本づつじゃないと不可能です。
パッケージ写真の様なハシゴ状の物は完成品では立てられません。
(写真の棚の場合、柱を1本づつ左右方向から起こして立てたあと2本の間隔を調整して次に各棚財を取り付ける事になります。)
ですので4本脚の棚とかを制作する場合、結構大変です。
ラブリコ
次に「ディアウォール」のライバルとして登場した「ラブリコ」。
やっぱり価格は「ディアウォール」と似たような値段です。
▼【平安伸銅工業 LABRICO 2×4アジャスター DXO-1】
これも上下1セットでの販売ですね。
「ラブリコ」は「ディアウォール」の欠点を無くした商品です。
上部のブラケットをネジで突き上げる仕組みです。ですので、柱を斜めにする必要がありません。
所定の位置に立てて、上部のネジを回して天井に押し当てて固定します。
ネジ部にはスプリングが組み込まれていますので、常に天井に押し当てるテンションが発生します。(ディアウォールのスプリングよりは弱いです)
ハシゴ状の棚を作った場合でも、完成品を壁際に持って行ってネジを回せば固定できます。
棚などの場合、設置したあとに「あと数センチ横にズラしたかったな」って場合。
「ディアウォール」の場合、移動が困難です。思いっきり蹴ればズレますが、天井クロスにキズが付いたりします。結局もう1回分解しないと移動出来なかったりします。
「ラブリコ」の場合は、上部のネジを緩めれば移動は簡単に可能です。
実際に制作設置作業を行った事のある方には、これがイイと感じられている方、多いと思います。
しかし両商品・・・価格がちょっと微妙・・・ですよね。
柱状の物を制作する場合は、だいたいの場合、2本か4本になります。
おのずと、「ディアウォール」や「ラブリコ」はその数だけ必要になります。
SPF2x4材が1800mmで1本、200円~300円に対し非常に割高な材料になってしまいます。
用途も2x4端部での使用限定なのも、ちょっと不満ですね。
(1x4や他のサイズの角材には使えませんね。)
ディアウォールのおすすめ代用品はコレ
そこで、ディアウォールの格安代用品の紹介です。
私が最もよく利用するのが「フロアプロテクトアジャスター」です。
「フロアプロテクト:HFA50」は4個入りでも500円程度!
元々はメタルラックの脚部を安定させるオプション品です。
黒い部分は硬質樹脂で柔らかいゴムではありません。
直径50mmなので安定して支える事ができます。
▼【フロアプロテクトアジャスター HFA50 4個入】
これを、SPF材の端部に取り付けて高さを調整します。
この、アジャスターですがネジサイズが何処にも明記されてません。
(HP、現物にも記載ありません。)
なので、相対するナットを購入するには注意が必要です。
現物をチェックした結果、HFA50のネジサイズは「M10」並目ネジ(普通のM10って事)でした。
木材側に取り付ける金具ですが下記のような物がベストです。
「アジャストベース」とか「ナット付座金」とか名称は様々ですが、中央にネジ穴があり、周囲に取り付け穴が空いてます。
▼【LAMP ステンレスアジャスターベースM10用】
ホームセンターでも売ってますが置いてない所もしばしばあります。
あっても、数量が少なかったり(3個だけとか・・・)
私は、ネットでアジャスターと座金(アジャストベース)をまとめ買いしてます。(16個とか・・)
屋外で使ったり、もっと調整代が必要な場合はステンレス製の物や長尺の「アジャストボルト」を使ってもいいかも。それでもディアウォールよりかなり安く購入できますね。
▼【TRUSCO(トラスコ) アジャスターボルト M10×100】
この組み合わせなら、お安くSPF材を天井にピッタリ密着させて立てられます。
また、材料の途中に取り付けも可能なので平面テーブルや机の脚にも利用できます。
2x4材以外にも使えるので便利ですよ。
【2x4に取付けたイメージ図】
ゆるみ止めにM10ナットを追加しておくと安心です。
調整代を大きく取りたい場合は、木材の中央にΦ12mmの穴を開けておくとボルトを深くまでねじ込めます。
一か所あたりのコストが約250円~300円くらいですので、ディアウォールより格安DIYが楽しめますね。
私の場合は、DIYで4本脚の棚とか机を作る場合は、ほぼこの方法で作ってます。
作品が少々歪んでいてもアジャスターで調整すればガタ無く設置できて安定しますよ。
天井に突っ張らせる時は、SPF材の上面にはフェルトシート(100均に売ってます)を貼って、天井クロスに傷が付かないようにしておくといいですよ。
※ディアウォールやラブリコと違って、スプリングによる張力が無いので天井が持ち上がって緩みが生じた時の転倒防止は考慮しておいた方がいいですね。
実際の作品はまたの機会にアップしたいですね。
今回は「ディアウォール」「ラブリコ」の格安代用品「フロアプロテクトアジャスター」の紹介記事でした。