家電>リモコン修理>ボタン故障
今回のお話は家庭で出来るリモコン修理。
一部のボタンが反応しない(効きが悪い)
一般的なリモコンは分解すると、ボタンが並んだ1枚のゴムシートと、その下の基盤に分かれます。ゴムシートの裏側には各ボタンの位置に電気が流れる導電体が塗られています。
古くなったリモコンでよくある故障、「電源ボタンだけ効きが悪い」「音量ボタンだけ効きが悪い」等の一部のボタンだけ反応が悪くなる症状。
これは、ゴム状のボタン裏の導電体が摩耗して発生してる事が多いですね。
または、飲み物などの混入による接触不良の場合もあります。
ジュースなどの液体混入の場合は見た目に汚いのですぐわかりますよ。
この場合は、ゴムシートを中性洗剤でジャブジャブ洗っちゃいましょう。
※裏面はスポンジ等で擦らず、手で優しく洗いましょう。表面は歯ブラシ等で綺麗にしましょう。乾燥はしっかり行ってください。
格安復活法
さて、ここからが本題の導電体の摩耗の場合の対処法です。
この導電体を格安で復活させます。
そこで、家庭で出来る応急処置ですが、アルミテープ(アルミホイルでも可)を小さく切って、この部分に貼り付けちゃいましょう。(アルミホイルなら両面テープで。)
ゴムシートに油分があると粘着力が弱いので油分はアルコール等で脱脂しておくといいです。相手がゴムなのでしっかりとは貼りつきませんが、くっついてればOKです。
あとは、元に戻して赤外線の発信確認です。
スマホ(android)のカメラ越しにリモコンを見た状態で反応が悪かったボタンを押してみて、ピカピカ光っていればOKです。(なぜかiphoneのカメラはダメです。)
すべてのリモコンに通用する技ではないですが、必要なのはアルミテープだけなので、直れば格安で修理できますね。
アルミテープはダイソーで売ってますよ。
基盤側の導電体が剥がれている場合。
電池の電解液による基盤側の損傷は重症です。
後で出てくる「導電ペイントペン」を試すしかありません。
それでダメなら「あきらめて下さい」。
リモコンを買い替えましょう。
Amazonなら新品が安くて豊富
家電のリモコンは電器屋さんに行かなくてもネットで購入出来ます。
家電量販店の多くはリモコンや付属品は定価販売ですので、ネットの方が安く購入できるかもしれません。
リモコンの表や裏をよく見ると「リモコン型式」が書いてあるから最初にチェックしておきましょう。
3000円前後で入手できるリモコンならアッサリと購入するのもアリですね。
リモコンはAmazonがお勧めです。
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【今回使った物】
①こじ開け(本来は時計の裏ぶたを開く工具です)
リモコンや、ノートPCのボディーを開く時に便利です。
Amazonの1000円程度の物で十分でしょう。
(注)あまり安い物(100円とかの)は先端が厚いので使い物になりませんよ。
②アルミテープ(アルミホイルに両面テープでもOK)
真面目に直したい方には
アルミテープじゃなくて「リモコン導電性粒子」ってのも売ってます。
または「導電ペイントペン」や「導電ペイント」ってのも優れものです。
調子の悪いリモコンお手持ちの場合、ダメ元でチャレンジしてみて下さいませ。
※くれぐれも自己責任でお願いします。