風父(ふうとっと)ライフ  生活雑記録

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日本の温水便座(ウォシュレット)を海外で使いたい!

<家電/ウォシュレット>

今回のお話は、

温水便座を海外に持って行って使えるか? 

と言うお話です。

(ウォシュレットはTOTOの商標です)

 

・・・ほんと当ブログは雑記録になってきましたよ。

  

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知り合いから、電気店でウォシュレットを買って海外へ持って行った場合、

取付や電圧に問題は無いんだろうか?と聞かれました・・。

 

そりゃー 問題だらけでしょ!!

 

よく、中国の方の爆買い映像で「温水便座」を買ってるのを見かけるから、簡単に取り付け出来るんじゃないか?と思ったらしいですが・・。

 

★最初に結論を書いちゃいます。

 

海外で温水便座を使いたい場合は「現地でその国仕様の温水便座を購入して取付をして下さい。」が正しい答えとなります。

 

※天下のTOTOさんもこのように回答されてます。

 

そりゃそうですわな。でも、じゃあなぜ外人さんは日本の量販店で「温水便座」を買っていくのでしょうか?

 

答え:その方がメッチャ安く購入できるから。

    現地仕様は価格がとっても高いらしいです。

    なるほどですね。

 

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ここからが、今回の本題です。

 

どうしても日本仕様の「温水便座」を海外で取り付けて使用したい場合の、

注意するポイントです。(どの国で使うか分からないので一般論です)

※実際に試した訳では無いので、全部信用しないで下さいませ。

★ 電源電圧の問題 ★

誰もが知ってる事ですね。

 

日本は交流100Vが一般的です。温水便座も100V仕様を買ったとします。

海外の電圧一覧は「ココ」で見て下さい

ほぼ、海外の方が日本より電圧は高い(110Vから240V)事が解りますね。 

 

つまり、現地では「温水便座」用に電圧をAC100Vに落とす(降圧する)必要があります。

 

なーんだ、いつも海外へ行く時に持っていってる変圧器(トラベルコンバータ)があればいいんだろ?と考えがちですが、そんな簡単じゃありません。

 

電気製品には消費電力というものがあります。一般的に「消費電力OOワット」と呼ばれるものです。

海外用変圧器にも対応出来るワット数の表記があります。

 

つまり、変圧器(海外用降圧トランス)を選定する際に、接続する機器のワット数をまかなえる容量にする必要があります。(それもギリギリじゃなく余裕を持たせた容量選択をするべきです。電熱製品の場合は機器のワット数の2倍程度の容量が必要みたいです。)

じゃあ、温水便座の消費電力は?

PanasonicやTOTOの商品の資料をザクッと見てみましたら、凄い幅があります。

300W~1300Wまでバラバラです。つまり、どの製品を自分が購入するかでワット数は大きく変わると言う事です。

 

【チェックポイント】

●温水便座専用の降圧トランスを電源としてAC100Vを準備する必要がある。

●海外用降圧トランスの選定は、購入した便座のワット数の倍程度の容量の物を選んだ方が無難である。

 

※実は、この降圧トランスにも種類があります。

 ●電熱製品用(ドライヤーやコタツ等)

 ●モーター製品用(扇風機等)

 ●照明用(電気スタンド、蛍光灯等)

 といった種類があります。

 温水便座は、たぶん電熱製品用かな?マイコン制御の場合どれでしょう?

 トランス製造メーカーに確認するのが無難でしょうね・・・。

  もし、私が買うのなら「この商品かな」・・。

 ▼カシムラ 海外国内用型変圧器 220-240V/1500VA NTI-20

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予算に余裕がある方(失敗したくない方)は2ランク上のこっちがいいでしょう。

 ▶カシムラ 海外国内用型変圧器 220-240V/3000VA NTI-119

 

 
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★ 便器の寸法の問題 ★

温水便座ですからトイレの便器に取り付ける訳ですが、

取付寸法が合わないと厳しいですよね。

 

日本国内の便器は規格寸法で製品化されているので、特殊な場合を除けば、

ほぼ問題なく便座を固定出来るでしょうが、外国の便器事情は分かりません。

 

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【チェックポイント】 

●便座の固定穴の位置が日本の便器と異なる場合は加工が必要と思われる。

 

★ 水配管の接続の問題 ★

 これが一番厄介な問題でしょう。

国の違い、設置予定の住宅の違いで水道配管材料の規格と種類が変わります。

現場で現物合わせしか方法が無いと思います。

 

ただ、日本国内であっても温水便座を取付ける場合、住宅によって必要になる部材は異なりますので、チェックするポイントは同じでしょう。

 

分岐金具をいかに取付けるかが問題。

水栓トイレの水配管を分岐させて温水便座にも水を供給させる必要があります。

購入した温水便座には給水ホースホース用分岐金具が付属品として付いてると思われます。

この分岐金具は日本の水道配管の規格に合わせた物ですので海外の規格と異なります。

現地で、この規格違いの配管を合わせるアダプターみたいな物が入手できればいいのですが・・。

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 <参考資料>

 日本の止水栓のネジ規格はG1/2(PJ1/2)ですが、海外は違うみたいですね。

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【チェックポイント】

●温水便座に付属の分岐金具とホースを使うのは必須。

●それに合わせて、既存の水道管を分岐する必要がある。

●日本と海外はネジの規格が異なる。

●規格違いを無視すると水漏れは確実である。

 

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以上の問題をクリア出来れば、日本仕様の温水便座も海外で使えるのではないかと思われます。

 

ただし、メーカーさんは認めてませんので、自己責任で試して下さいませ。 

再度言いますが、メーカーさんは本国仕様を購入して下さいと推奨しています。

 

amazonで海外仕様の温水便座が普通に購入出来るようですから、無理して日本仕様を買う必要は無いんじゃないでしょうかね。やっぱり値段ですかね・・。

今回は温水便座のお話でした。

 

 

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