<DIY/お風呂テレビ>
今回はお風呂テレビをDIYで取り付けたお話です。
と言っても数年前の事ですが・・。
当時の我が家のユニットバスにはテレビが有りませんでした。
子供が大きくなってきて、お風呂でゆっくり出来る時間が欲しくて(自分がね)お風呂テレビをDIYで設置する計画を立てました。
⇩ 希望はこんな感じ ⇩
DIYお風呂テレビ設置計画
◆計画案【妄想です】◆
予算:3万円以内
サイズ:大きい方がいい (10インチ以上希望)
仕様:当然、防水仕様で「地デジ/BS/CS」が映れば最高。
ポータブルタイプはイヤ!
壁面取付がいい!(カッコイイじゃん。)
こんな感じで計画(ほぼ妄想)しました。
無謀かな・・・。
機器を揃える。
さっそく、ヤフオクで部品調達です。
まずはテレビ本体を物色します。
地デジ対応で10インチ以上・・・激高ッ!で撃沈です。
でも、超安い品物を発見!! 中古ですが12インチで壁面取付型です。
物は、ノーリツのYTV-1201S-RC リモコンも配線も付属しています。
激安です。なんたって「アナログモデル」ですから・・。
「アナログ」でいいのか? いいんです! 外部入力端子付いてますから。
【これは新品の画像】
次は、デジタルチューナーを探します。
有りました・・家に。
ピクセラの「地デジ/BS/CSチューナー」が。
過去にブラウン管テレビに付けてた遺物です。
これで十分です。
テレビを壁面にDIYで取付けるには。
ここからが問題です。壁面に穴を空ける訳ですが、失敗は許されません。
テレビ本体の背面からは長いケーブルが出ていて先端に大きな角型コネクタが付いてます。(チューナーユニットを接続する為の配線ですね)
これを通すには40~50mm程度の丸穴をホールソーで空ける必要があります。
そんなデカいの持ってません。いいとこ21mmまで・・。
結局、普通の4mm位のドリルでチクチクと角型に空ける事にしました。
テレビ本体の固定は、テレビの正面カバーを外せば外周に固定穴が数か所空いていますので、壁にビス固定となります。
位置決めさえ間違えなければ、なんとかなります。
※水平レベルはしっかり測定器で確認しましょう。
【穴あけイメージ図】
何もない壁面に穴を開けるのは勇気が要ります。失敗したら奥様にどう言い訳しようかと、そっちの方が心配でした。(写真は反対側の壁です)
※ユニットバスの壁の向こうはどうなっているのか?
ユニットバスの天井の点検口に体を突っ込んで周囲を見てみればわかると思いますが、家の壁とバスの壁の間は20cm程度の空間になってます。電線類を通すには十分ですが人間が入れる場所ではありません。
モニターを壁面に取り付けると、配線はこの隙間に垂れ下がる事になります。
【緊張しましたが、取付出来ました】
水平器でちゃんとレベルも確認済です。
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※ハードなプロ用じゃないけど、中華製の粗悪品じゃない
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DIYで チューナーユニットを設置するには。
このテレビはモニターとアナログチューナー(兼電源)ユニットが分離タイプですので、チューナーユニットは天井裏に設置となります。
大型のお風呂テレビの多くはこの様な構成だと思います。(7インチクラスはモニターに全部内臓しているタイプもあります)
天井裏は十分なスペースがありますので、ユニットは適当に置くだけです。(簡単)
しかし!!
チューナーユニットにはAC100Vのコンセントとアンテナ線が必要です。
最近の住宅は、ユニットバスの天井裏にアンテナの分配器を取付ける業者さんが多いので(あとのメンテが楽だから)そのような場合は、どれかのアンテナ線を2分配してチューナーユニットに接続すればOKです。我が家は古めの家なので、ユニットバスの天井裏にはアンテナ線が有りませんでした。(クソッ!)別の部屋から分配して引っ張って来るしかありませんでした。
AC100Vのコンセントは天井裏に通ってる電線の中から常時電源を見つけてコンセントを増設しました。(注)間違っても天井換気扇の配線から電源取らないでね。換気扇回してる時しかテレビの電源が入らなくなりますよ。
テレビのモニター部の取付とチューナーユニットの設置が終われば、モニター側の配線をチューナーユニットに接続するだけです。
これが難儀しました。モニター後ろから出た配線を天井裏に引き上げるのに作業スペースが無く一人では無理っぽかったので当時小学2年生の息子を天井裏に丸ごと潜り込ませ、引っかけ棒(ケーブルキャッチャー)でコネクタを引き上げました。(チビでよかったぜ。)
DIYで浴室アナログテレビを後付デジタル化する為に。
ここまでで、基本的な取付は出来ました。が!今回は本体がアナログテレビです。
地デジチューナーの増設が残ってます。
なんだ、RCA(AV)コードで接続するだけだろ・・と思われる方もいらっしゃるでしょうが、その通りです。でも問題はそこじゃ無いんです。
デジタルチューナーのリモコン操作を浴室内から可能にしなけりゃ意味がありません。
DIYでデジタルチューナーをプチ改造する。
今回はデジタルチューナーを少々改造しました。
改造ポイントは「チューナーのリモコン受光部を基盤から外してコードで延長して受光部のみを浴室内に取り付ける。」です。
【余談】
実は後で判ったのですが、このノーリツのYTV-1201Sには純正で専用地デジチューナーユニットが販売されています。
仕組みは今回私が行っている事と一緒で専用地デジチューナーをAVコードでアナログチューナーに接続しリモコン受光部もあらかじめ分離タイプとなっていて、天井に穴を開けて受光ユニットを取付ける様になってます。(しかもデカい)
しかし、高額なのと地デジ専用で「3波チューナー」じゃないので却下です。
<3波チューナーとは> 一般的に地デジ/BS/CS受信機の事です。
▼純正オプション
予算内に納めるにはやはりDIYで安物流用で進めるしかありません。
って言うかコレが楽しいんですけどね。
▼受光ユニットのセパレート化 その1(短命でした)
基盤から外した受光部は下の画像のタイプでした。
(エアコン等にも使われている一般的な受光部です)
これを3心コードで延長して、収縮チューブで偽防水処理した後に天井換気扇の脇の隙間から浴室に覗かせて取付しました。(実際これで1年くらいは使えたのですが、偽防水の為、受光部が錆びて動かなくなりました。)
▼受光ユニットのセパレート化 その2(現行バージョン)
前作の失敗を踏まえて、改良バージョンです。
自宅のジャンク品ストックの中に中華ワンセグ車載チューナーのIRユニットがあったので、試しに接続してみたらバッチリ動作しました。見た目も防水風です。
【こんな形状の物です 】
これを浴室換気扇枠を少し加工して取付しました。(防水両面テープで貼付け。)
【現在の状態】
いよいよDIYでお風呂テレビ完成です。
あとは、仕上げです。
モニターと壁面との隙間をコーキングで仕上げました。
防水の為には非常に重要な処置です。
マスキングテープを使って綺麗に仕上げました。
【ついに完成しました!!】
■使ったもの
・中古アナログお風呂テレビ YTV-1201S-RC
・余ってたピクセラ製デジタル3波チューナー
・余ってた中華製リモコン受光部
・ビスやコーキング、マスキングテープ少々
十分予算(3万円)内に収まりました。(ザクッと1万5千円位です)
あとは、モニターが壊れないことを祈るばかりです。
浴室で使うチューナーのリモコンの防水対策は忘れないで下さいね。
(実際は、ジップロックの袋でOKです。そのまま操作可能ですよ)
※今回の組み合わせですと、天井裏のデジタルチューナーをHDDレコーダーに置き換える事も可能です。(リモコン受光部の細工は少々厄介ですが・・)
そうすれば、お風呂でゆっくり録画番組を見る事も可能ですよ。
みなさん!お風呂でゆっくりテレビが見られるって
人生感変わりますよ(最高です)。ぜひお試しを。
おまけ
【DIYの技を効率よく向上させたい方へ】
DIYはどうしても「トライアンドエラー」の繰り返しになりがちですよね。
それはそれで楽しいんですが「材料代」がムダになったり、せっかく購入した「道具代」がムダになったり・・。
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